女性公認会計士河合千尋の士業ライフをEnjoyするブログ

開業公認会計士・河合千尋の日々雑感

無駄な出会いはない

3月決算の業務もほぼ終了し、税務の長い繁忙期がひと段落してほっとしています。

20代前半の監査法人在職中は、スタッフとして大手企業の法定監査の本社や地方の事業所などに毎日あっちこっち行くことが中心でしたが、たまたま外資系企業の日本法人の内部監査の業務をさせていただく機会がありました。

 

監査先の日本法人は、会計回りを個人の年配の税理士S先生にアウトソーシングしていたので、主にその先生の事務所に数日間お伺いしての作業となりました。

監査法人で受注する業務としてはやや珍しいので、一人で送り込まれた私はどうしたものか困った記憶もありますが、それよりも、そちらのS先生が、ご自身のクライアントとのお付き合いを大事にしながら、奥様とお二人でマイペースに仕事をされているご様子を伺って、毎日のように違った往査先に足を運ぶスケジュールだけでも心身疲れきっていた自分との違いに、仕事そっちのけで衝撃を受けたのを今でもよく覚えています。

ご自宅から徒歩5分のオフィスで、ご自身やご家族との時間を大事にされながら、時には海外からの監査人にもビシッと英語で対応するそんな士業のスタイルもあるのだな、と。

私が開業したのはそれから10年ほど後のことですが、その3日ほどの経験が土台になっていたのは間違いありません。

S先生、まだ同じように事務所を続けておられるのかな。

あのときは、「よくわからない業務に一人で放り込まれて!」と不満たらたらでしたが、何事も無駄な経験というのはないのだと、と今になって思います。