女性公認会計士河合千尋の士業ライフをEnjoyするブログ

開業公認会計士・河合千尋の日々雑感

老後貧困

オフィスのラウンジにはいわゆるビジネス誌が置かれているので自然と目に入ってしまいますが年金とか医療費、退職金など、いわゆる老後マネーに関する特集が定期的に出現します。

生活費や病気、リフォームや住み替えなど、考慮しなければいけない要素をすべて洗い出せば「安心して老後を過ごすには、定年までに○千万円貯めておく」などという数字がはじき出されるのも無理はありません。

 

ただ、「老後の必要貯蓄額」という概念自体、もはや今の平均寿命からするとなじまなくなっているように思います。数十年前の、平均寿命が70歳代で定年後の余生が10年少々だったころと違い、90年・100年時代ともなってくると60歳からの期間が実に人生の3分の1にもなるのです。

その30年を貯蓄と年金を守って生き抜くために60歳時点でいくらあれば安心、などというのは、もはや誰も試算などできないのではないでしょうか。

 

雑誌でよく使われるような、勝ち組負け組という表現は好きではありませんが、これからは、「どんな会社に入って現役時代にいくら収入を得るか」ということよりも、「シニア世代になってからの年金以外の収入源をいかに準備できるか」が、長い人生を大きく左右する要素になってくるかもしれません。